中国メディアの界面新聞などによると、中国・深セン証券取引所の化学品製造会社、中核華原タイ(金へんに太)白(中核タイ白、甘粛省白銀市)は10日午後1時半ごろ、同業の全額出資子会社、安徽金星タイ白(金星タイ白、安徽省馬鞍安市)の酸化チタン工場で同日爆発事故があり、作業員5人が死亡、1人がけがしたと発表した。(写真は東網のサイト画面)
事故当時、作業員6人がタンク内で修理作業をしていた。10日午後6時までに全員が救出されたが、3人は既に死亡、2人は意識不明で病院に運ばれたが死亡した。残りの1人は意識があるという。同社1996年に発足し酸化チタンのほか、工業用の硫酸などを製造している。
金星タイ白は、主にルチル型の酸化チタンを生産しているが、製造ラインへの爆発の被害などはなかった。当局の指示を受け、酸化チタン工場は操業を停止し安全点検を始めた。
中国では化学品工場の爆発事故がしばしば発生。2月24日には、重慶市長寿区の化学品製造会社「重慶市映天輝クロルアルカリ化工」の工場で、貯蔵タンクの点検作業中に爆発が起き、作業員1人が死亡3人がけがした。1月15日には、遼寧省盤錦市盤山県の石油化学大手、盤錦浩業化工のプラントが爆発炎上。当局の発表では、作業員2人が死亡、34人が重軽傷を負い、12人が行方不明なった。
○遼寧盤錦の化学工場が爆発炎上 36人死傷12人不明
◇出典
https://www.jiemian.com/article/9053005.html
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230311/bkn-20230311130335603-0311_00952_001.html
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