202300308澎中国メディアの澎湃新聞によると、江西省水文監測センターは、中国最大の淡水湖の「ハ(番の右にこざとへん)陽湖」の星子観測所で6日午前8時、水位が6.99メートルを記録し7メートルを下抜いたと発表した。(写真は澎湃新聞のサイト画面)

 ハ陽湖の水位が7メートルを切るのは、昨年9月以来、5回目。同センターは渇水警報を連発。2月27日には4段階で最低の「青色」、3月2日は下から2番目の「黄色」、5日は最高ランクの「赤色」の警報を発した。

 中国新聞網によると、ハ陽湖の水位低下は22年6月下旬に始まり、9月23日には1951年の観測開始以来最低の7.11メートルを記録した。その後も水位低下が続き11月17日には6.46メートルと最低記録を更新した。

 江西省政府の気象部門によると、同省の23年2月以降の平均雨量は111.1ミリで、平年同期の平均を15%下回った。2月3日から13日に雨が降り、水位が上昇を始めていた。ただ、2月中旬以降の平均雨量は25ミリで、平年同期の平均より65%少なかった。同省では3月以降も少雨が続いている。

◇出典

https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_22162972

https://www.chinanews.com.cn/sh/2023/03-06/9966415.shtml

◇参考情報
江西の95.7%で深刻干ばつ 湖南も116県で発生
長江流域干ばつやや緩和 中下流域はさらに深刻に