中国メディアの央視新聞によると、チベット自治区ニンテイ市メトク県公安局（警察）は17日午後7時50分ごろ、メンリン県とメトク県を結ぶ道路にあるドチュラトンネル出口で雪崩が起き、人と車が巻き込まれたと通報があった。警察官らが現場で救出活動を続けているが、19日午後6時までに13人の死亡が確認された。（写真は新京報のサイト画面）

　新京報によると、けが人も53人が見つかった。凍傷や骨折の患者が多く、5人が重傷という。被害者は1月22日の春節（旧正月）に向けた帰省や商用で移動中だった。

　雪崩はトンネルの出口から数百メートルの地点で、車10数台が雪に押しつぶされたり横転するなどした。

　現地では救助隊員246人が車両70台、重機10台で捜索活動が行われているが、現地の気温は零下20度以下。雪が厚く捜索活動は難航している。地元の医療関係者によると、窒息か低体温症が犠牲者の主な死因だった。

　現地は雪崩の多発地帯で、メトク県政府によると同県では3年連続で起きた。今回の事故現場近くでも2021年4月に発生し、5人が巻き込まれて4人が死亡した。

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