上海交通大学医学院付属瑞金病院の陳爾真副院長は12月31日、中国紙・人民日報の取材に対し、上海市の新型コロナウイルスの感染拡大は非常に広範囲で、人口の7割が既に感染した可能性があると述べた。(写真はRFAのサイト画面)
陳副院長によると、同病院の1日の救急患者は、平常時の800人に対し現在は1600人で、80%がコロナに関連している。45~50%が65歳以上。また、半数が肺炎の症状がある。重体を含む重症者は約10%で、大多数が基礎疾患があるか高齢者だという。
復旦大学付属華山病院感染科の張文宏主任も12月29日、人民日報の取材に対し、上海市は12月22日にコロナ感染のピークを迎え、感染者数が1000万人以上に上るとの見方を示した。
上海市の薬店の責任者は、台湾の中央通信社に対し、解熱鎮痛薬の「イブプロフェン」や体温計など医薬品や医療機器の需給逼迫(ひっぱく)がなお続いており、入荷も不安定だと述べた。
◇出典
http://sh.people.com.cn/n2/2023/0103/c134768-40252839.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202301040307.aspx
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/2-01042023094306.html
◇参考情報