台湾の中央通信社によると、北京で新型コロナウイルスの感染拡大と、宅配便の配達員不足で荷物の滞留が深刻化している。中国国家郵政局は13日、物流の維持のため宅配便各社に人員を北京に送るよう指示した。

 国家郵政局によると、12月以降、宅配便業務が急速に回復、全国の1日当たりの集荷量は3億6000件を上回る。宅配便各社の末端では配達作業が多忙を極めている。

 中国メディアの中国証券網によると、中国のインターネット通販大手、京東集団が、全国から動員した配達員の第一陣1000人余りが北京に到着。15日から北京市内の宅配作業の支援を始めた。

 配達員は、上海や広東、福建など全国16省・直轄市の志願者。京東集団は、夜間配達時間を延長したり、仕分けの作業の応援のため北京周辺から数百人を集め、輸送力の増強を図っている。

 物流技術サービス会社の達達集団も北京で、即時配達サービスの「達達快送」の配達員を、新規募集や既存スタッフの動員などにより増強した。


◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202212140402.aspx

https://news.cnstock.com/news,bwkx-202212-4993723.htm