20221109立台湾の中央通信社によると、リトアニアの在台貿易事務所が7日、開業した。事務所開設に反対していた中国外務省の趙立堅副報道局長は「台湾は中華人民共和国の不可分の一部分だ」などと、従来の主張を繰り返した。(写真はFRAのサイト画面)

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、同事務所のプレートには「リトアニア貿易代表処」とだけ書かれ、「台北」、「台湾」の文字がなく、中国の圧力に対する配慮との見方が出ている。台湾外務省は「名称は双方の話し合いによるもの」と説明している。

 中央社によると、台湾政府は7日、リトアニアに今年1000万ユーロ(約14億7000万円)を投資すると発表。趙副報道局長は「民進党当局が外部勢力と結託し、台湾独立のための挑発を行った」と述べ批判した。

 台湾の在リトアニア代表によると、台湾の国家発展基金が、リトアニアの「フェムト秒レーザー」装置製造会社のLitilit社に1000万ユーロのうち350万ユーロを投じる。残りの資金は、リトアニアの潜在力ある企業に投資を予定している。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202211080369.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/gangtai/hx2-11082022084334.html

https://www.cna.com.tw/news/acn/202211080369.aspx

◇参考情報

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