
同学院では7日に最初の感染者が確認されたが、大学側は隔離などの措置を怠った。学生のネット投稿によれば11日まで、学生約1万1000人うち3000人以上が感染したという。
甘粛省衛生健康委員会の7日の発表によると、蘭州市のコロナの新規感染者は同日は14人で、うち13人が同市城関区。蘭州文理学院がある城関区の雁園街道地区は、感染リスク「高エリア」に指定されている。
党大会を前に、中国の各地方政府は、コロナの大規模感染を起こさないよう厳命されている。このため甘粛省当局は、蘭州文理学院での感染拡大の情報を隠ぺいしているもようだ。
香港の中華文化出版社の編集責任者、張原氏は、無料通信アプリ「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで「蘭州文理学院で深刻な感染拡大が起きているのは事実なのに、関係者は何もせず、情報を隠している」と批判した。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202210120404.aspx
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/huanjing/gt1-10122022033416.html