中国公安省の劉彦平・元次官が28日、収賄容疑で、吉林省長春市人民検察院から起訴された。検察は劉元次官が、先に執行猶予付きの死刑判決を受けた孫力軍・元公安次官の政治グループに属し、汚職に関与していたと指摘した。台湾の中央通信社が伝えた。(写真は星島日報のサイト画面)
吉林省長春市中級人民法院(地裁)は23日、収賄などの罪に問われていた孫力軍・元公安次官に執行猶予付き死刑判決を言い渡した。10月16日にから行われる、中国共産党の第20回党大会を前に、公安系統への粛清が続いている。
孫元次官のほか、傅政華・元司法相、上海市元副市長で公安局長のキョウ(龍の下に共)道被告、重慶市元副市長で公安局長のトウ(登におおざと)恢林被告ら、孫氏の政治グループのメンバーとされる5人が最近相次いで、懲役14年から無期懲役の判決を受けた。 起訴状によると、劉元次官が「収賄額が巨額」だった。孫氏の政治グループのメンバーと名指しされたことで、厳罰が予想されている。
○中国公安系で大規模粛清 上海と重慶で重刑判決