遼寧省大連市当局は29日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「第24号命令」を出し、30日午前零時~9月3日までの5日間、市内全域で移動規制を強化すると発表した。うち同市主城区(中心部)の中山、西崗、沙河口、甘井子、高新の5区は、住民に自宅からの外出を禁止じた。地元メディアの大連日報が30日伝えた。

 同命令は、主城区の企業団体に、都市インフラや医療などを除き、従業員を在宅勤務とするよう指示。ただ、スーパーマーケットや食品市場、宅配便の従業員らには通常勤務を認めた。工場に対しては、必要最小限の人数で操業するよう命じた。

 主城区では、路線バスや地下鉄、長距離バスを当面運休とした。タクシーや配車サービスは営業継続を許した。市内の一般鉄道は、乗車券の販売を中止した。 大連市当局28日、主城区など4区域住民に、区域外への外出禁止などを定めた「第23号命令」を出したばかり。市当局は、「第24号命令」を基準とするよう求めた。

 大連市衛生健康委員会の31日の発表によると、同市で30日確認されたコロナの新規感染者は65人で、うち有症が3人、無症状が62人。うち47人は、別の感染者の濃厚接触者ら。残りも監視対象の区域とグループからみつかった。

◇出典

http://www.dlxww.com/news/content/2022-08/30/content_2629484.htm

http://www.dlxww.com/news/content/2022-08/29/content_2629397.htm

大連が市中「ゼロコロナ」宣言 感染拡大収束へ