新華社通信によると、河北省唐山市の飲食店で6月、女性客4人が男性客のグループから殴る蹴るの暴行を受け重傷を負った事件で、河北省人民検察院は29日、地元の犯罪グループのリーダー格の男ら28人を傷害罪などで起訴したと発表した。（写真は海峡網のサイト画面）

　海峡網など別の中国メディアによると、河北省の規律検査監察機関は、犯罪グループの活動を黙認していた唐山市公安局の警察官ら公務員8人を、職権乱用や収賄容疑で拘留した。

　河北省の検察によると、リーダー格の男らは今年6月10日午前2時40分ごろ、唐山市の飲食店で、友人と食事中の女性客1人に性的嫌がらせを行って抵抗されたために立腹。女性に椅子なども使って激しい暴力を加えた。止めようとした他の3人女性客にも暴力を振るい、4人のうち2人に重傷を負わせた。

　警察などが捜査したところ、28人はグループを組み、2012年以降、唐山市などで集団暴行や違法監禁、傷害、賭博開帳、強盗などの犯罪を繰り返していた疑いのあることが分かった。

　また、河北省の規律検査監察機関が、唐山や廊坊など地元の警察官ら公務員15人に対する調査を進めたことろ、職権乱用や汚職の疑いがあることが判明。唐山市路北公安分局の馬愛軍分局長ら8人を拘留した。

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