20220829四中国メディアの封面新聞によると、中国四川省の送電会社の、国網四川省電力は28日、気温の下降と省内多くの地域で雨が降ったため、同省の電力需給逼迫(ひっぱく)が緩和した。同日正午現在、電力供給は一般の商工業向けが全面復旧したほか、一部を除いて、大規模製造業向けの徐々に回復しつつある。(写真は椒電視頻のサイト画面より)

 四川省ではこれまで、高温でエアコンの電力消費が急増したが、気温の下降とともに落ち着き、28日のピーク時の消費量は、最大時に比べて52%減少。民生用電力の1日当たりの消費量は、27日は3億4000万キロワット時(kWh)と、ピーク時の4億7300万キロワット時から大幅に減少した。

 四川省の電源の主流である水力発電の発電量は、28日は4億6000万kWhで、最低時に比べ9.5%上昇した。ただ、正常時のレベルに回復するには、なお時間がかかる見通し。

 省内の成都や綿陽などの都市では、商店の照明が回復。エアコンも平常通り作動している。

◇参考情報

https://www.thecover.cn/news/9632576

https://www.cna.com.tw/news/acn/202208280180.aspx