20220810西 中国メディアの鳳凰網によると、チベット自治区当局は9日、同自治区の阿里地区で新型コロナウイルスの感染者22人が見つかった。同自治区でコロナの感染者が見つかったのは920日ぶり。当局は、全住民に対するPCR検査を始めた。(写真は鳳凰網のサイト画面)

 香港メディアの東網によると、同自治区は、区都のラサ、シガツェ、チャムド(昌都)の3地区に仮設病院3つを建設し、4004床を確保した。主に無症状者と軽症者を収容している。別に7病院をコロナ専用病院に指定して、重症患者と基礎疾患がある高齢者の患者らを受け入れた。

 ラサとシガツェは、既に1回目のPCR検査を実施。10日は2回目の検査を始めた。阿里地区では3回目の検査が進められている。阿里地区では、濃厚接触者ら601人が隔離施設に収容済み。

 ラサ市当局は9日、記者会見で、拡大中の新型コロナウイルスは、オミクロン型の派生型「BA.2.76」であることを明らかにした。また、疫学調査の結果、ウイルスは自治区外から持ち込まれ、家庭の集まりを通じて拡散したとの見方を示した。

◇出典

https://www.al.gov.cn/info/1035/44156.htm

https://i.ifeng.com/c/8IMH3USWVCY

https://m.gmw.cn/baijia/2022-08/10/1303083787.html

◇参考情報
海南三亜のコロナ感染拡大 観光客8万人超足止め