中国メディアの中国新聞網によると、海南省で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、4日に確認された新規感染者は162人で、うち三亜市で146人が見つかった。

　三亜市当局は3日、市内で市中感染のリスクが高まったとして、4日付で市内の主要部を封鎖すると通知した。住宅団地からの不要不急の外出を禁じたほか、企業団体は在宅勤務を義務付けた。路線バスなど公共交通機関を運休とした。

　台湾の中央通信社によると、中国本土では3日、20省（自治区・直轄市）以上で新規感染者を確認。先に感染が拡大した広西チワン族自治区と甘粛省は、状況が落ち着き始めたが、海南省などで新たな感染拡大が始まった。

　国家衛生健康委員会によると、4日の全国の新規感染者は410人で、うち有症が162人、無症状が248人。有症者の最多は海南の127人、無症状の最多は浙江の54人だった。

　また、香港の3日の新規感染者は4321人。香港防護センターによると、拡大傾向が続いているほか、新たな変異株の感染者が増えている。マカオは11日連続で市中感染がゼロ。飲食店は店内飲食が認められ、映画館や美容院は通常営業を続けている。

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