20220805弾
 台湾国防省は4日、ペロシ米下院議長が台湾訪問を終えて間もない同日午後、台湾周辺で軍事演習を行ったと発表した。防衛省の同日の発表によると、浙江省と福建省の沿岸から発射された5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。うち4発は、台北の上空を通過した。

 台湾国防省は4日、中国軍のミサイルが台北上空を通過したとの情報について「ミサイルは、大気圏外を通過した」と指摘。地上に被害が出る恐れがいため、防空警報の発令やミサイル防衛システムの発動はしなかったと述べた。

 台湾国防省によると、中国軍は4日午後1時56分から4時まで、台湾北部と南部、東部の周辺海域で、東風シリーズのミサイル計11発を発射した。台湾軍は、各種の早期警戒システムを始動して追跡したほか、防御システムを発動して万一に備えた。

 また、4日は中国軍戦闘機計22機が、台湾海峡の中間線を超えて飛来した。内訳はJ11が8機、J16が2機、Su30が11機。台湾軍機がスクランブル(緊急発進)で対応した。

 このほか、台湾陸軍金門防衛指揮部によると、4日、台湾金門県の烈嶼と北碇地区の進入禁止海域上空に、無人機延べ4機が飛来。両地区の守備部隊が、定められた手順に従い、信号弾を発射し警告した。

◇出典

https://www.mnd.gov.tw/Publish.aspx?p=80172&title=%e5%9c%8b%e9%98%b2%e6%b6%88%e6%81%af&SelectStyle=%e6%96%b0%e8%81%9e%e7%a8%bf

https://www.mod.go.jp/j/press/news/2022/08/04d.html

https://www.mnd.gov.tw/Publish.aspx?p=80178&title=%e5%9c%8b%e9%98%b2%e6%b6%88%e6%81%af&SelectStyle=%e6%96%b0%e8%81%9e%e7%a8%bf

https://www.mnd.gov.tw/Publish.aspx?p=80174&title=%e5%9c%8b%e9%98%b2%e6%b6%88%e6%81%af&SelectStyle=%e6%96%b0%e8%81%9e%e7%a8%bf

https://www.mnd.gov.tw/Publish.aspx?p=80177&title=%e5%9c%8b%e9%98%b2%e6%b6%88%e6%81%af&SelectStyle=%e6%96%b0%e8%81%9e%e7%a8%bf

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202208045003.aspx

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202208040431.aspx


◇参考情報
中国軍、台湾周辺6カ所で演習 米議長訪台けん制