
現在、全国の20都市で、マンション50カ所の購入者が、工事再開まで返済拒否を宣言した。「一線都市」深センの高級マンションの購入者も加わった。米ブルームバーグ通信によると、中国の金融監督部門がこのほど、銀行の代表者を集めて緊急会合を開催。対応を話し合った。
広東省深セン市宝安区の高級マンション「佳兆業◆(木へんに越)伴山」は、2年前に完売したが、工事が中断。ネット情報によると、オーナー全員が、7月20日までに工事が再開されなければ、8月からローンの返済を拒否すると宣言した。
業界関係者によると、この高級マンションの工事は既に再開されており、ネット情報がデマである可能性もある。しかし、不動産会社の多くが経営危機に直面しており、オーナーの懸念は当然とみられている。
台湾・中央通信社によると、住宅ローン返済拒否宣言に絡み、中国の銀行多数が14日、工事中断中の高級マンションに対する貸出残高を公表した上、経営へのリスクは限定的とする異例の声明を発表した。
返済拒否の動きが広がれば、金融危機が起きる恐れがあり、中国の株式市場では銀行株の株価が急落している。
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◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/11-07122022145032.html
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/jingmao/gf2-07142022113424.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202207140356.aspx
◇参考情報