中国メディアの毎日経済新聞によると、上海市中心部の徐匯区の観測所で13日午後2時半ごろ、気温が40.9度を記録した。過去最高の1873年の記録に149年ぶりに並んだ。国家気象センターによると、中国では6月13日以降、既に30日間、各地で高温が続いており、約9億人が影響を受けたとみられる。（写真は星島日報のサイト画面）

　同センターによると、最近の1カ月間に、全国の国家気象観測所のうち71カ所で、気温が過去最高記録を更新。河北の3カ所では44～44.2度、雲南の1カ所でも44度以上を観測した。

　高温の一方で雨が少なく、浙江東部、河南西部、甘粛南部、四川北部では土壌の水分が失われ、干ばつが続いている。また、浙江、江蘇、四川では7月以降、熱中症患者が増え、死者も出ている。

　中国では21世紀に入り、全国的な長期間の高温が2003年、13年、17年にも起きている。今年は、これら3年に比べ開始時間が早い。高温の地域的広がりや、観測所の最高気温記録は、17年に及ばないが3年と13年の超えたという。

　別のメディア、中国新聞網によると、6月13日以降、河北、山東、河南など７省（自治区）と、西北地区の送電網で、電力需要が過去過去最高を更新した。

◇出典

○南方3省は60年ぶり大雨　北方河南は摂氏40度

○作業中の熱中症で4人死亡　湖北省当局が注意呼び