中国メディアの瀟湘晨報によると、山西省呂梁市臨県の上城荘村の国道Ｇ339号線で7日午前8時57分ごろ、オフロード車1台が婚礼の行列に突っ込んだ。臨県公安局（警察）によると、参列者ら5人が死亡、6人がけがした。警察は、車の運転手を拘束して取り調べるとともに、事故原因を調べている。（写真は東網のサイト画面）

　目撃者によると、行列の一行は花嫁を連れ、国道の路肩を歩いて、上城荘村の婚礼の会場に向かっていた。花嫁の家族や親類の行列と、現物のため集まっていた住民の中に、白色のオフロード車が突然突っ込んだ。けが人6人は、病院に運ばれたが、命に別状はないという。

　現場を撮影した動画によると、道路は片側３車線。オフロード車は横転し、先頭部分が全壊した。ブレーキをかけることなく、猛スピードで人々の中に突っ込んだとみられる。

　中国では、車の暴走により多数の死傷者が出る事故が頻発。4日には河南省ラク（さんずいに累）河市の病院前で、電気自動車（ＥＶ）が歩行者をはねて6人が死傷した。20年11月には、河南省信陽市の国道で、トラックが葬列に突っ込み、9人が死亡、4人がけがした。