中国メディアの瀟湘晨報によると、中国疾病対策予防センターの王大燕主任はこのほど、今年の季節性インフルエンザの対策を話し合う会合で、広東や福建など中国南方の各省において、A香港型(H3N2)インフルエンザウイルスの感染者が急増していることを明らかにした。

 6月に入り、福建、広東、広東深セン、海南、江西の各地で、病院の発熱外来の受診者が急増しており、南方は夏の流行期に入ったとみられる。各省の病院の記録によると、受診者に占めるインフルエンザ様疾患(ILI)の割合は5.8%で、2019~22年同期の3~4.4%より高く、19年の大流行期も上回った。

 広東省疾病対策予防センターの康敏所長によると、広東省では最近2年間、マスク着用など新型コロナウイルスの感染予防が、他の呼吸器感染症でも効果を挙げた。一方で、インフルエンザに感染しやすい人々が蓄積する結果になった。コロナと並行して流行するリスクへの注意が必要という、

 世界保健機関(WHO)のデータでも、22年に入り南半球、北半球ともインフルエンザの罹患率が大幅に上昇している。

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