米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、中国外務省の汪文斌副報道局長は13日、記者会見で、台湾海峡が国際水域ではないと述べた。米ブルームバーグ通信も12日、中国軍当局者が米軍幹部と会談した際、台湾海峡が国際水域でないと述べ、米バイデン政権を憂慮させていると報じた。（写真はRFAのサイト画面）

　中国当局者は繰り返し、米政府の各レベルに対し、台湾海峡が国際水域であるとの米国の主張を認めない考えを伝えている。米国と主要同盟国は、台湾海峡の大部分を国際水域とみなし、海軍艦艇を派遣したり、航行の自由演習を実施するなどしている。

　同通信によれば、中国当局者の再三の発言が、台湾海峡を航行する米国と同盟国の艦艇に対して、敵対行動を取ることにつながるかは、今のところ見通せない。

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