上海メディアの新民晩報によると、上海市中心部の徐匯区政府の新型コロナウイルス対策部門は7日、陝西南路や襄陽北路など一部地区を封鎖したと発表した。住民は一定期間、外出が禁止され、車両も路線バスや緊急車両を除き通行禁止となった。上海では1日、2カ月あまり続いたロックダウンが解除されたばかり。 

 徐匯区政府によると、陝西南路、新楽路、襄陽北路、長楽路で囲まれた一帯は3日午後7時に封鎖が始まり、住民は14日間、外出が禁止された。襄陽北路、新楽路、富民路、長楽路一帯の封鎖は7日から。住民は7日間の外出禁止とその後7日間、自宅での健康観察が義務づけられた。どちらも全住民が、1日1回のPCR検査が義務づけられた。

 メディアの澎湃新聞によると、上海市で7日に確認された新型コロナウイルスの感染者は15人で、うち有症が4人、無症状が11人。徐匯区、静安区、普陀区など各地でみつかった。

 なお上海では、ロックダウン解除後も、公共の場所の出入りや出勤のため、72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明の携帯が必要。住民はほとんど毎日、検査のため長時間の行列を強いられ、ストレスが高まっている。

◇参考情報
上海で外出解禁 北京は「端午節」の自粛要請