中国のニュースメディア、瀟湘晨報によると、遼寧省当局は5日、前日の4日に新型コロナウイルスの新規感染者25人を確認したと発表した。いずれも無症状で、全員が北朝鮮との国境にある同省丹東市の住民だった。丹東市の新型コロナの感染者は、5月24日～6月3日で計103人となった。
（写真は東網のサイト画面）

　香港メディアの東網によると、丹東市の感染拡大は、新型コロナの感染爆発が起きている北朝鮮が発端の可能性がある。丹東市内では、北朝鮮と隣接する東港市で感染が拡大しており、4日から防疫関連などを除く一般車両の通行規制を始めた。

　遼寧省中国疾病対策予防センターの王子江副所長によると、感染が拡大しているのは、変異株のオミクロン株。副所長は「丹東市は国境都市で、防疫対策上、複雑な状況に直面する恐れがある」などと述べた。