20220526台台湾・中央感染症指揮センター(CECC)の25日の発表によると、台湾国内で感染した新型コロナウイルス新規感染者は8万9389人だった。新たに確認された死者は76人で、1日としては過去最多となった。中等症と重症者は191人だった。(写真はETtodayのサイト画面)

 同センターによれば、死者は男性46人、女性30人で、30代から90代。73人は基礎疾患があり、31人はワクチン未接種だった。5月16日から23日に死亡した。

 台湾メディアのETtodayによると、CECC責任者の陳時中衛生福利相によれば、台湾の感染者に占める致死率は1万分の8~9人。新光病院の洪子仁副院長は「同じ致死率のニュージーランドに比べ、台湾の高齢者のワクチン接種率が低い。致死率は1万人当たり10人に上昇する」と話している。

 台北市の柯文哲市長は「台北の感染はピークアウトしたが、波が高い状態がどのぐらい続くかが問題で、すぐに過ぎ去ることはない」と述べた。

 元台湾大学・感染症科意志の林氏璧氏も「(首都圏の)新北と台北の感染者の急増はなく、減少に転じたが、なお見守る必要がある。高雄は3日連続、台中は2日連続、感染者が台北を上回った」と述べ、南部と中部は、今後感染がピークに向かうとの見方を示した。

◇出典

https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/6qU9Y8KTHXLo0GOrnxC9Zg?typeid=9

https://www.cna.com.tw/news/ahel/202205255003.aspx

https://www.ettoday.net/news/20220526/2259175.htm

◇参考情報
台湾のコロナ感染者、過去最多の5172人 死者なし
台湾でコロナ感染者1727人 男児ら2人死亡