20220525防 防衛省統合幕僚監部は24日、中国とロシアの爆撃機計6機が、日本周辺の東シナ海や日本海を共同飛行したと発表した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、東京で開かれた日本、米国、オーストラリア、インドの連携枠組み「クアッド」の首脳会議をけん制行動の可能性がある。(写真は防衛省統合幕僚監部の広報資料より)

 RFAによると、米政府高官は、中ロは共同飛行により結束の強さを顕示したと指摘。「中国は、軍事協力などロシアとの連携を続けるつもりだ。中国はロシアから離れていない。反対に、ロシアが西方で戦争中、中国はロシア東部の防衛を助けている」と述べた。 

 防衛省によると24日には、東シナ海から日本海に入った中国のH6爆撃機2機が、ロシアのTU95爆撃機と合流し、東シナ海まで共同飛行した。その後、新たに飛来した2機のH6が入れ替わり、ロシアの同じTU95爆撃機2機と、東シナ海から太平洋かけ長距離を共同飛行した。

◇出典

https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220524_01.pdf

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/1-05242022093532.html

◇参考情報
米大統領が日本到着 中国対抗戦略の基礎固めへ
中国とソロモンが安全保障協定 日米豪が懸念