米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは17日、広西チワン族自治区で3月に起きた中国東方航空機20220518東の墜落事故について、米当局者に近い関係者の話として、何者かが故意に操作した可能性があると報じた。中国当局はこれまでの調査で、操縦に問題はなかったと主張している。(写真は香港01のサイト画面)

 中国東方航空のMU5735便のボーイング737-800型機は3月21日、同自治区梧州市の山中に墜落。乗員乗客132人が全員死亡した。同紙によると同機は、高空からほぼ垂直に降下し、猛スピードで山に激突した。

 この事故は、1994年以降の中国の航空機事故で、死傷者が最多。2010年以降では初めての死亡航空事故となった。

 米関係者によると、調査に参加している米当局者は、これまでの情報に基づき、操縦室内の乗組員の動向に焦点を当てている。何者かが操縦室内に侵入し、同機を故意に墜落させた可能性もあるという。

 同紙の取材に対し東方航空は、事故機に問題があったとの証拠はなく、機長らの健康や家庭状況に問題はなかったとする同社首脳の3月当時の説明を繰り返した。

◇出典

https://www.wsj.com/articles/china-eastern-black-box-points-to-intentional-nosedive-11652805097?mod=Searchresults_pos2&page=1


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