警察出身者が香港長官当選 中国に一層迎合へ 2022年05月09日 17:00 香港で8日、行政長官選挙の投開票が行われ、唯一の候補者だった李家超・前政務官(64)が当選した。李氏は警察出身で、2019年に香港で起きた反中デモに強硬姿勢で臨んだ。李氏は長官就任後、中国政府の香港政策に一層迎合するとみられている。台湾の中央通信社が8日伝えた。(写真はVOAのサイト画面) 今回の行政長官選挙は、香港の新選挙制度で行われた。一般住民が参加できない間接選挙で、業界団体など5分野から選ばれた選挙委員1461人が投票権を持ち、8日は1428人が投票を行なった。李氏は99.16%の得票率で、行政長官に当選した。李氏は7月1日に就任する。 中国国営新華社通信は「愛国者による香港統治」の原則がさらに強固になると報じた。◇参考情報○林鄭月娥行政長官、選挙不出馬を表明 後任は警察出身者か○香港立法会、親中派が全員当選 投票率は過去最低○米国務省、香港行政長官ら10人を制裁対象に指定 「香港」カテゴリの最新記事 タグ :香港 < 前の記事次の記事 >