20220502上 台湾の中央通信社によると、新型コロナウイルスの感染拡大が続く上海で、ロックダウン(都市封鎖)など厳しい対策に伴う「二次災害」が頻発している。韓国紙・朝鮮日報によると、上海市閔行区のマンションで韓国人の40代の男性駐在員1人が死亡しているのがみつかった。在上海の韓国総領事館が中国側に、死因の特定を求めている。(写真は星島日報のサイト画面)

 男性は1人暮らしで、4月にロックダウンが始まってから出勤していなかった。最近、地域で行われたPCR検査に参加しないため、末端行政機関の居民委員会の職員がマンションを訪ね、男性が死亡しているのをみつけた。男性は心臓に問題があったとされるが、韓国人ビジネスマンの1人は「コロナの規制がなければ、死ななかっただろう」と話している。

 最近行われた調査によれば、上海在住の外国人のうち80%以上が、中国から離れることを望んでいる。韓国人ビジネスマンも「この数字は正確だと思う。みんなが耐え難いと思っている」と述べた。ただ、望んでも離れられないのが現状という。

 香港メディアの星島日報によると、上海市黄浦区の病院で、入院中の高齢者が女性看護師に殴られる動画が、ネット上で拡散している。家族によれば高齢者は男性(87)で、2日に死亡した。警察が捜査に乗り出し、看護師は停職となった。

 星島日報は、韓国人駐在員の死亡や、上海の地元紙「文匯報」の30代女性記者の突然死とともに、高齢者の死亡事件をコロナの「二次災害」だと伝えた。

 上海市衛生健康委員会の5日の発表によると、4日の新型コロナの新規感染者は4651人。うち有症が261人、無症状が4390人だった。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202205050162.aspx

https://std.stheadline.com/daily/article/2460529/%E6%97%A5%E5%A0%B1-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E9%81%AD%E5%A5%B3%E8%AD%B7%E7%90%86%E6%AF%86%E6%89%93-%E6%BB%AC87%E6%AD%B2%E7%BF%81%E5%8E%BB%E4%B8%96

https://wsjkw.sh.gov.cn/xwfb/20220505/ee4247315f3b472a81dbd312dfd37ad9.html
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