20220328上 中国メディアの中国新聞網によると、上海市政府の「新型コロナウイルス予防抑制指導チーム事務室」は27日夜、同市を流れる黄浦江以東の地域(浦東)で28日午前5時から全住民のPCR検査を行うと通知した。浦東では4月1日午前5時まで、事実上のロックダウン(都市封鎖)が行われる。(写真はRFAのサイト画面)

 浦東ではこの間、、全住宅地で住民の外出が禁止。ライフライン関連を除く全企業が在宅勤務を求められるほか、地下鉄やバスなど公共交通機関が運休するなど、黄浦江以西の地域(浦西)でも、1日午前3時から5日午前3時までロックダウンとなり、全住民への検査が行われる。

 台湾の中央通信社によると、上海の各スーパーマーケットの多くは27日、24時間営業を行い、多くの住民が食品などの購入に押しかけた。浦東のある金融機関では職員が28日午前0時以前にオフィスに入り泊まり込みを始めた。

 中国のSNSでは「ロックダウンを行わないといっていた上海が、深センと同じやり方に踏み出した。2つの地区に分けているだけ」、「1カ月右往左往した後、ゼロコロナのため、ロックダウン方式に回帰した」などの書き込みが相次いだ。

 上海では、コロナの新規感染者が20~26日に1万人を突破。うち99%の9915人が無症状感染者だった。上海市衛生健康委員会の責任者は「上海の無症状感染者の割合は、他の国・地域と同じ傾向だ」と述べた。

◇出典

http://www.chinanews.com.cn/sh/2022/03-27/9712830.shtml

https://www.cna.com.tw/news/acn/202203270243.aspx

https://www.cna.com.tw/news/acn/202203270107.aspx
◇参考情報