米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日、中国外交担当トップの楊潔チ(竹カンムリに褫のツクリ)共産党政治局員とローマで7時間の会談を行った。議題は、米中関係やロシアのウクライナ侵攻、台湾海峡情勢まで及んだ。

 英米の報道によると米国は、中国がロシアに対し軍事、経済支援を行う可能性に懸念を示した。中国は、国際的な制裁を回避しながら、ロシアのプーチン政権を支えようとしているものとみられている。

 報道によると、ロシアは中国に軍用食糧などの支援を求め、中国も前向きに検討すると応じた。米政府はこの情報を入手し、同盟国などに伝えた。中国は否定するとみられる。

 中国清華大政治学科の元講師、呉強氏によると、中国はプーチン大統領が対面を保ったまま、ウクライナから軍を撤退させて戦争を終わら、体面を保ちながら政権を維持することを望んでおり、支援もその目的のため。ただし、プーチン政権の持続も短時間に過ぎないとみている。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/hcm1-03152022041917.html

https://www.hk01.com/%E5%8D%B3%E6%99%82%E5%9C%8B%E9%9A%9B/746950/%E4%B8%AD%E7%BE%8E%E7%BE%85%E9%A6%AC%E6%9C%83%E6%99%A4%E5%85%A7%E5%B9%95%E6%8A%AB%E9%9C%B2-%E7%BE%8E%E5%9C%8B%E6%9B%BE%E5%80%A1%E5%8C%97%E4%BA%AC%E5%86%AC%E5%A5%A7%E5%89%8D%E6%9C%83%E9%9D%A2-%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E6%8B%92%E7%B5%95

◇参考情報
米中が外相会談、米国務長官が台湾問題で憂慮伝える