米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、日本、米国、オーストラリア、インド4カ国(クアッド)の首脳は3日夜、ウクライナ戦争がインド太平洋地区、特に台湾への影響について意見交換した。ロシアのウクライナ侵攻後、クワッドの会合が開かれるのは初めて。

 国際社会では、中国が西側諸国がウクライナ戦争に注意を集中しているのを利用して、台湾に行動を起こすことへの懸念が高まっている。台湾も中国の動向を注意深く見守っている。

 米国は、中国によるアジア太平洋地区での勢力拡張をけん制する上で、インドとの関係発展が極めて重要とみている。しかし、インドはロシアとの関係が緊密で、微妙な立場に置かれている。


◇参考情報
米英豪日、1カ月の大規模演習 中ロをけん制