中国メディアの澎湃新聞によると、広東省の珠江流域で60年ぶりの深刻な干ばつが発生、海水が逆流して珠江デルタの各都市で飲み水に影響が出始めた。逆国家洪水・干ばつ対策総指揮部の副責任者の李国英水利相は13日、対策を話し合うテレビ会議で、住民の安全な飲み水確保に全力を挙げるよう、現地の政府に指示した。
珠江流域は2021年秋から少雨が続き、支流の西江、北江、東江、韓江の流域では、平均降水量が平年に比べ2~4割、河川流量は平年に比べ2~7割も少なくなった。広東、福建、広西の各地で深刻な干ばつが発生。特に広東東部の東江と韓江の河川流量は7割減り、2支流の主要ダムの貯水率はそれぞれ10%と23%にまで減少した。李水利相は「60年ぶりの深刻な干ばつはなお続く」と話している。
香港メディアの東網によると、珠江の各支流では15日前後、河口から30~35キロまで海水が逆流する見通し。広東省の珠海、中山、東莞、広州などの各地で、給水に影響が出るとみられている。
○深センで58年ぶり干ばつ 当局が水道の水圧引き下げ
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1724707822278083154&wfr=spider&for=pc
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20220214/bkn-20220214121710979-0214_00952_001.html
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