20220204杭浙江省杭州市で1月末に始まった、新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株の感染拡大について、中国メディアの中国小康網は3日、浙江省衛生健康委員会などの発表をもとに、輸入コーヒー機が感染の発端だったと報じた。(写真は東網のサイト画面)

 杭州市のオミクロン株の感染拡大は1月26日に始まり、3日現在の累計患者は112人。3人は一般の症状、109人は軽症という。同委員会によると、新規患者は全員、隔離施設内で確認されたもので、市中感染は抑えこまれている。

 同委員会によると、最初の患者は米調理器具メーカー、ウェルビルトの現地法人「慧而特(中国)餐飲設備」(慧而特、杭州市)の従業員。同社が輸入したコーヒー機から感染し、別の従業員にも広がった。

 浙江省疾病対策予防センターの楼暁明副主任は1月28日「疫学調査の結果、今回の感染ルートは明確だ。物から人に伝わり、人から感染が広がった」と述べた。

 国家衛生健康委員会の4日の発表によると、3日確認された国内感染の新型コロナの新規患者は12人。うち浙江杭州は2人だった。最多は広東の5人で、うち深センが4人だった。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1723760079362051880&wfr=spider&for=pc

http://www.nhc.gov.cn/xcs/yqfkdt/202202/b690217166424db080d676e78aa2e9a3.shtml

◇参考情報

杭州で約1万人集中隔離 輸送が混乱、かえって感染の恐れも
浙江杭州のコロナ患者計64人 葬儀で6人感染
コロナ新規患者、杭州で16人 米企業輸入品から感染か