
ソロス氏によれば、中国では現在、権力闘争が激化。また、習氏の2012年の就任後、経済のけん引役だった不動産市場が低迷し、最大手の恒大集団も債務危機に直面。出生率の急激な低下で、人口も減少に転じる見通し。新型コロナの感染拡大も、オミクロン株の流行で、抑え込みに失敗する可能性が高い。習氏の続投はかなり難しいという。
ただ、専門家からは、ソロス氏の見解は個人的な願望との見方が出ている。米国家安全保障会議(NSC)でアジア上級部長を務めたマシュー・ポティンガー氏は「現在の中国の政局からみて、習氏は権力を完全に掌握している」と述べた。
米スタンフォード大フリーマン・スポグリ国際問題研究所センター研究員のオリアナ・スカイラー・マストロ氏は、習近平氏が今年秋の中国共産党の第20回党大会で再任されるのは確実と指摘。「その後、中国はさらに強大となり、一層効果的に米国と競争できるようになる」と述べた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ソロス氏は昨年8月にも、米紙ウォールストリートジャーナルに寄稿し、習近平氏について「開かれた社会にとって、最大の敵」などと厳しく批判した。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ソロス氏は昨年8月にも、米紙ウォールストリートジャーナルに寄稿し、習近平氏について「開かれた社会にとって、最大の敵」などと厳しく批判した。
◇出典
https://www.voachinese.com/a/Soros-on-Xi-Jinping-20220201/6421928.html
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/sc-01312022144426.html
◇出典
○綱紀粛正求めるブログ文章、官製メディアが一斉転載