20220125西陝西省西安市当局は24日、市内全域を新型コロナウイルスの感染リスク等級を同日付けで「低」に引き下げると発表した。感染拡大防止のため昨年12月23日に始めた都市封鎖が32日ぶりに解除された。同市は解除に先立つ23日、住民全員に対するPCR検査を実施した。(写真は東網のサイト画面)

 当局の通知によると、スマートフォンのアプリ「健康コード」が緑色表示なら、西安市を離れることが可能になった。市外のリスク等級「低」の地域から西安に入る場合は、PCR検査の陰性証明が必要。「中」、「高」地域から来た場合は、自費による集中隔離施設への入所が必要となる。

 西安市の工場や食品市場、スーパーマーケット、一般商店は通常の営業が可能。飲食店も、店内での飲食が可能だが、間隔を空けることが義務。観光地や映画館も、人数制限があるものの営業が可能となった。

 バスや地下鉄も運転が全面再開した。政府や企業・団体も通常の業務を再開した。ただ、現在、「封控区」(封鎖区)と「管控区」(管理区)の指定地域は、当面、厳しい規制が続けられる。

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