2022年1月14日南 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA))によると、米国務省は12日、南シナ海の権益をめぐる中国の主張が違法で、国際法上の根拠はなく無効だとする報告書を発表した。国務省は別に「南シナ海での違法活動と威迫の活動の停止」を中国政府に求める声明を発した。(写真はRFAのサイト画面)

 中国外務省の汪文斌副報道局長は13日、記者会見で、報告書について「国際法を歪曲し、地域情勢を混乱させる」として強く批判した。

 報告書は、国務省の海洋国際環境科学局(OES)がまとめた。47ページにわたり、中国が主張する南シナ海での権益について、歴史に基づく権利を含めて、大部分が違法であると明確に結論づけている。

 今回の報告書は、2014年に発表したものの改訂版。14年版では、南シナ海がほとんど中国に帰属するとした「九段線」の主張に疑問を示した。

 中国は、南シナ海に「∪字型」の「九段線」があり、南シナ海の80%以上に「歴史的な権利を持つ」と一方的に主張している。

◇参考情報
米上院外交委員会が「南シナ海・東シナ海制裁法案」
米艦が南シナ海を航行 中国は「覇権主義」と批判
米駆逐艦2隻、南シナ海航行 中国外務省が反発