22021年12月24日国 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米半導体大手インテルは24日、仕入れ先の部品メーカーに、新疆ウイグル自治区から調達した製品などを使わないよう求める文書を送ったことについて、「中国の顧客やパートナー、市民に迷惑をかけたことを深くお詫びする」などとするコメントを発表し、中国に陳謝した。(写真はRFAのサイト画面)

 インテルはSNS(交流サイト)で仕入れ先の部品メーカーに文書を送ったのは、米国の法律を順守するためだったと釈明した。米政府は、新疆でのウイグル人の拘束や強制労働を理由に、新疆製品の輸入を禁じている。

 インテルは先に、仕入れ先の部品メーカーに対し、新疆の労働力や商品、サービスを使わないよう要求。中国メディアとネット上で激しい反発が起きた。中国メディアの観察者網は、新疆の強制労働は大うそだが、インテルは西側の政治家の言うことをうのみにしているなどと批判した。 

 新疆は、半導体の生産に不可欠な二酸化ケイ素の主要供給地。また、インテルは、遼寧省大連市でアジア唯一の工場を運営しているほか、北京に研究開発(R&D)部門を持つ。

◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/9-12232021133024.html

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/wul1222b-12222021015737.html

https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202112220075.aspx

◇参考情報
米下院「ウイグル人強制労働防止法」可決 新疆製品輸入禁止へ
米上院、新疆からの輸入全面禁止の法案を可決