22021年12月23日水 中国広州市のメディア、羊城晩報によると、広東省を流れる東江流域で干ばつが続く中、省都広州市中心部の天河区政府は19日、区内の高速道路「華南快速」から東側の区域で、水道の水圧を引き下げると発表した。干ばつと海水の逆流のためという。漁沙坦、竜洞など高台では水道が止まる恐れがあるとして、水の汲み置きなど準備を呼びかけた。

 香港メディアの東網によると、広州市黄埔区政府も、水圧の引き下げを行うと予告した。天河、黄埔両区の浄水場では、干ばつに伴う海水逆流の影響で、水道水が塩味を帯びる可能性がある。当局は、健康には影響がないとして平静を呼びかけた。

 広州市政府が住民に、節水を呼びかける一方、広州市の下水道会社は、緑地や街路の散水用として、下水を処理した「再生水」の供給を始めた。市内15カ所の再生水供給所を通じ1日1万1400トンの提供が可能という。

 東江は、香港の重要な水源の一つ。香港水務署によると、香港の貯水池の水量は20日現在、3億7000万立方メートルで、前年同期比で11.5%減少した。香港政府は、貯水量と水の使用状況について、厳しい監視を続ける。

◇出典

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https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20211222/bkn-20211222132556701-1222_00952_001_cn.html


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