22021年12月16日火 中国メディアの健康時報などによると、江西省南昌市の南昌経済技術開発区にある、独医療機器製造大手、フレゼニウスカービの現地法人の倉庫で14日午後3時40分ごろ、火災があり、従業員5人が死亡、1人がけがした。警察などが出火原因を調べている。(写真は東網のサイト画面)

 午後7時ごろ火の勢いが弱まっため、閉じ込められていた従業員を4人を救出したが、2人の捜索が続いた。救出された3人は、病院搬送後に死亡。15日午前7時ごろ、捜索中の2人が遺体でみつかった。救出された4人のうち1人は負傷して手当を受けているが、容態は安定しているという。 

 出火後、黒い煙が立ち上り、周辺は刺激臭が立ち込めた。現場付近の商店の店員によると、14日午後3時か4時ごろ出火し、約1キロ離れたこの商店でも、刺激臭がしたという。

 健康時報によると、現地法人は、フレゼニウスカービの全額出資で2002年に設立。医療機器の生産販売を事業としており、フレゼニウスカービの中国における主要拠点の一つ。16年12月、危険な廃棄物を無断で移動させたとして、南昌市環境保護局から罰金15万1000元(約270万円)の支払いを命じられた。

◇出典

https://www.163.com/dy/article/GRAESHHN0552QWC7.html
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20211215/bkn-20211215083301948-1215_00952_001.html
https://www.fresenius-kabi.com/cn/