22021年12月15日病 香港メディアの東網によると、広東省広州市の衛生健康委員会は14日、海外からの入国者1人が新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株に感染していることを確認したと発表した。中国のオミクロン株感染者は、天津市で9日に確認された1人に続き、2人目となる。(写真は東網のサイト画面)

 広州市の感染者は、同市越秀区に住む男性(67)。11月27日に海外から帰国し、隔離されていた。その間の数回の検査では陰性だった。11日に隔離が終わり、中国国際航空便で上海虹橋国際空港から広州白雲空港に入った。その後は、同区の自宅で隔離状態にあった。

 男性は12日の検査で陽性と分かり、市内の病院に隔離された。肺炎を発症しているが、病状は安定している。

 広州市と越秀区の当局は、新型コロナの緊急対応を開始。男性と同じ便に乗っていた人の特定と隔離を始めたほか、男性の自宅がある団地で、一部の棟で住民の出入りを禁じた。また、近くの地下鉄5号線の淘金駅のB出入り口を閉鎖。周辺で路線バスのバス停を移動したり、配車サービスを停止するなどした。

 天津市衛生健康委員会の14日の発表によると、天津市でも9日、海外からの入国した新型コロナウイルスの無症状感染者から変異株のオミクロン株がみつかった。

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