22021年12月8日疫 8日付香港紙・星島日報によると、中国の8省12市で新型コロナウイルスの感染拡大が起きており、累計患者数は450人を超えた。内モンゴル自治区フルンボイル市内満洲里市ではなお感染者の確認が続いているほか、浙江省の杭州や紹興でも新規患者がみつかった。(写真は東網のサイト画面)

 米ペンシルベニア大医学部の張洪涛副教授は「多くの地域で、住民全員のPCR検査を行っていない」と語り、中国が感染防止対策を現実的なレベルまで緩めたとの見方を示した。

 国家衛生健康委員会の8日の発表によると、7日の中国の新型コロナの新規患者は74人で、うち国内感染が44人。内モンゴル自治区のフルンボイル市が34人、浙江省寧波市が5人、杭州市が2人、紹興市が1人など。現在治療中の患者は、海外感染者を含めて1133人で、うち重症者が22人となっている。

 張副教授によると、11月25日から始まった今回の感染拡大は、多地域で分散して発生。上海や遼寧省大連、フルンボイルは、それぞれ発端が異なっている。大連市は冷凍食品、フルンボイルは輸入貨物から作業員が感染したのが始まりだった。最も深刻なのは満洲里で、既に市中感染が始まっている。

◇出典

http://www.nhc.gov.cn/xcs/yqfkdt/202112/30dad5c902464fb2a1b1cd3aa6dcb79d.shtml

https://std.stheadline.com/daily/article/2423815/%E6%97%A5%E5%A0%B1-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%85%AB%E7%9C%8112%E5%9F%8E%E7%88%86%E7%96%AB-%E7%B4%AF%E8%A8%88450%E4%BA%BA%E7%A2%BA%E8%A8%BA


◇参考情報
内モンゴルでコロナ新規患者91人 輸入貨物が発端か
内モンゴル・満洲里でコロナ患者20人 市の出入り禁止