
中国メディアの新京報によると、6日午後2時33分ごろ、上海市浦東新区の博山路地区の商業地で男が刃物で通行人を傷つけたと通報があった。まもなく警察官が現場に駆けつけ、男(26)を取り押さえて拘束した。警察によると、通行人ら7人と警察官2人がけがし病院で手当を受けた。(写真は東網のサイト画面)
警察によると、男は市外出身で最近、上海を訪れた。精神病歴がある。警察が、さらに詳しい状況を調べている。 現場は博山路地区の大型ショッピングモール「LCM置匯旭輝広場」の向かい側で、多数の商店が営業している。 付近の服装店に勤務する女性によると、同日午後2時ごろ、外で争う声が聞こえたので店の外に出ると、短髪の男が刃物を手に持ち、興奮状態でわめいていた。
女性によると、男は近くの食堂に入って店員に切りつけようとした後、隣の生花店の店員を傷つけた。男はさらに路上に駆け出て、中年の男女を襲ったという。まもなく駆けつけた警察官が格闘の末、男を取り押さえた。
中国では市街地での通り魔事件がしばしば発生。今年4月には四川省成都市天府新区の住宅街で、男が刃物で通行中の男女4人を傷つけた。昨年12月には、遼寧省開原市で、男が刃物で通行人らを襲い14人が死傷した。
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