四川省成都市竜泉駅区の大面街道地区の街路で11月30日午後5時ごろ、乗用車が道路中央のフェンスを突き破ってバス停に乗り上げ数人をはねた。警察によると1人が死亡、4人がけがした。警察は、運転者の男（51）を逮捕し、事故原因を調べている。地元の各メディアが伝えた。（写真は網易のサイト画面）

　目撃者によると、乗用車は速いスピードでフェンスに衝突して突き破り、そのままバス停に突っ込んだ。バス待ちの客や歩行者がはねられ、2～3メートル飛ばされた人もいた。乗用車は、街路樹にぶつかって止まったという。死傷者には、男児など子ども2人も含まれていた。

　警察の調べに対し運転者の男は、妻とともに孫娘を迎えに行き、帰宅する途中だったと話している。警察によれば、男が酒を飲んだり違法薬物を使った形跡はなかった。

　中国では街路での車の暴走事故がしばしば発生。今年6月には、広東省深セン市中心部の宝安区で、乗用車が暴走して歩行者をつぎつぎにはね、少なくと1人が死亡。3月には、上海市中心部の交差点で乗用車が暴走し、2人が死亡、5人が負傷した。