
24日付シンガポール紙「聯合早報」によると、中国は10月、豪州産石炭279万トンを輸入した。同国産の石炭輸入は約1年ぶり。大部分が燃料用として使われるが、鉄鋼会社向けのコークス77万8000トンも含まれている。
中国とオーストラリアの外交関係の悪化に伴い、両国の貿易戦争も激化。中国税関の資料だと、豪州産石炭の輸入は20年11月を最後に止まっていた。米調査会社の調べでは、中国の各港湾では、豪州産燃料用石炭500万トン、コークス300万トンが、通関手続きのため滞留している。
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