中国メディアの中国新聞網などによると、江西省南昌市の「カン（章の右に夂と貢）江新区にある製薬会社、江西南昌白馬廟制薬廠で22日午後6時45分ごろ、職員寮の建物１棟が突然崩落した。職員4人が安否不明となり、23日午前4時25分に見つかったが、死亡が確認された。地元当局が、建物が崩落した原因を調べている。（写真は中国新聞網のサイト画面）

　職員寮は、6階建ての集合住宅で1995年に完成。建物のうち約430平方メートルが突然崩落した。消防救援隊が急行し9人を救出したが、4人が安否不明となっていた。職員寮は団地の一角にあり、周辺の集合住宅に住む183人が、当局の誘導で避難した。

　住民によると、建物は1階を残し、2階から6階が全部崩れ落ちた。数年前、地下室を造るため掘削工事が行われたという。

　中国では、建物が突然崩落する事故がしばしば発生。今年7月には、江蘇省蘇州市呉江区でホテルが崩落。8人が死亡、9人が行方不明になった。昨年3月には、福建省泉州市で、新型コロナウイルス関連の隔離用のホテルが崩落し、29人が死亡した。

○オフィスビルの屋上崩落　作業中の4人死亡7人けが