
墜落機は、人工降雨作業のため江西省気象局が借り上げた、北大荒通用航空の「B-10GD型」機。3月1日午後、人工降雨作業中に墜落して民家に激突、炎上した。パイロット2人と気象局の作業員3人が死亡、民家の住民が軽いやけどを負った。
報告書によると、同機は長時間飛行するうち結氷が進み、特にプロペラと翼付近が深刻な状態となった。やがてパイロットは操縦が不能となって失速し、きりもみ状態となって民家に墜落した。
同機は、米ビーチクラフト社のターボプロップ機「キングエアー350ER」型機を海外で改装したもの。一般航空会社の北大荒通用航空(黒竜江省ハルビン市)が管理運営していた。
○人工降雨作業機、集落に墜落 搭乗の5人死亡 中国江西
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