22021年10月14日干中国メディアの新華網などによると、江西省気象局は、同省で9月以降、高温と少雨が続き、多くの地域で深刻な干ばつが起きている。現在、「中度」以上の干ばつが起きている地域は、全省面積の83%以上を占める。(写真は東網のサイト画面)

 江西省減災委員会の予測では、10月中旬から下旬にかけ、大部分の地域が「中度」以上の干ばつとなり、うち省中南部では「重度」の地域が拡大する見通しだ。

 江西省気象局のデータによると、同省の9月以降の平均降水量は35.5ミリで、同期としては史上3番目に少ない。平均気温は例年を3.7度上回っている。これまでに同省で干ばつの被害を受けた農地は193万4000ヘクタール(ha)で、経済的損失は8億元(141億円)に上った。

 省政府は省内各地の政府に対し、住民の生活用水の供給を確実に行うとともに、農業工業用水を確保するため、対策を指示した。

◇参考情報
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