22021年10月12日上 中国が多数の軍用機を防空識別圏(ADIZ)に侵入させるなど、台湾に対する軍事的、政治的圧力を高める中、中国人民解放軍は11日、福建省南部の海岸で、強行上陸作戦の演習を行ったと発表した。演習と台湾との関連には触れていないが、けん制とみられる。台湾・中央通信社が11日伝えた。(写真はFRAのサイト画面)

 同軍機関紙の解放軍報は「福建南部の某海域でこのほど、第73集団軍の一部旅団が強行上陸作戦演習を行った。舟艇操舵、突撃、爆破など、任務が異なる人員で構成する各小隊が、波状的に上陸を行った」などと報じた。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ロイター通信は、中国軍が中国東南部の海岸で演習を行うのは日常的だが、中国の習近平国家主席が9日、「辛亥革命110周年」を記念して演説し、台湾統一を改めて強調したばかりだと報じた。緊張が高まる台湾海峡に、演習がさらに波風を立てる恐れがあるという。

◇参考情報
台湾ADIZに中国軍機56機 米政府が憂慮表明
台湾防空識別圏に中国軍機39機 昨年来で最多