22021年10月11日蔡 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾の蔡英文総統は、中華民国建国110周年の記念日の10日に演説し、中台関係について「現状維持こそがわれわれの主張だ。現状の一方的な変更をわれわれは全力で阻止する」と語り、連日、軍用機多数を飛来させて威嚇を続ける中国をけん制した。

 蔡総統は一方で「中台の対立は、平等な対話に基づき解決することが必要」と語り、中台関係の改善にも期待を示した。

 台湾中央通信社によると、中国の習近平国家主席は9日、「辛亥革命110周年」を記念して演説を行い、「平和統一と一国二制度」の基本方針と「一つの中国原則と92コンセンサス」を堅持した上、中台関係の平和的発展を推進すると述べた。習主席はさらに「台湾問題は、純然たる中国の内政に属し、外部の干渉は認めない」と述べ、米国の介入を暗に批判した。

 台湾・淡江大中国大陸研究所の張五岳副教授は「習氏の演説の内容はこれまで方針の延長だ。すなわち『平和統一、一国両制』で大きな変更はない」と語った。

◇参考情報
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