
両委員会の調査によると、孫前次官は、新型コロナウイルス対策の一線から勝手に離れたほか、特権を利用して大量の機密資料を私的に保管するなどしていた。生活面でも堕落し、長期に渡り大量の貴重品を受け取とる、公務に影響するような宴会など接待を受けるなどしていた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米国在住の「北京之春」誌の胡平名誉編集長は「新型コロナ対策の一線から離れたことと、大量の機密資料の保管が容疑の中核だ」と指摘。「孫前次官が、新型コロナ関連の機密を、オーストラリアに漏らしたとのうわさを聞いた」と述べた。
胡氏によると、オーストラリア政府が、新型コロナの発生源について、中国政府に強硬な態度を続けているのは、孫次官の情報が原因である可能性がある。
◇参考情報○中国軍研究者、コロナの生物兵器応用を発案 豪紙
○米情報機関、新型コロナ発生源で結論に隔たり
○米国立研「中国研究室で発生に説得力」 WSJ