22021年8月11日性 中国メディアの毎日経済新聞によると、中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団の董事会主席兼CEO(最高経営責任者)の張勇氏は9日未明、社内向けのウェブサイトで、同社の女性従業員に対する性的嫌がらせ(セクシュアルハラスメント)の内部調査の結果、女性の男性上司を解雇するとともに、高級幹部2人を引責辞任させるなどの処分を発表した。また、セクハラ防止を含む従業員の保護のため研修や調査、通報の態勢を構築するなど再発防止策を示した。(写真は東網のサイト画面)

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、アリババ本社8号棟の1階食堂で8月6日、黒色の衣服を着た女性従業員が横断幕を掲げ、拡声器を使い「アリババの男性高級幹部が、女性の部下を暴行した」などと大声で訴える騒ぎが起きた。

 女性の訴えによると、7月27日に山東省済南市に出張した際、上司の要求で、取引先を交えて酒席を共にした。その際、酒に酔わされセクハラを受けた。女性は警察に通報するとともに、社内で被害を訴えたが、会社は具体的な行動を起こさなかったという。

 女性は、事件の公表を決意。被害の内容や心情を文章にまとめて社内のウェブサイトで公開。8月7日には、中国の主要交流サイト(SNS)に拡散した。その結果、アリババの従業員6000人超が、女性への支持を表明するとともに、問題解決を会社に求める動きに発展した。同社トップの張勇氏は、事件発生から13日後となる9日、ようやく処分を発表した。

 この問題は中国当局も注目。中国共産党の汚職などの監督機関、中央規律検査委員会は10日、公式ウェブサイトで、酒席への同席強要など、セクハラの原因となる不文律を一層するべきだなどと指摘した。

※出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1707568882063323092&wfr=spider&for=pc

https://m.thepaper.cn/baijiahao_13978443

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shehui/jt-08092021100535.html

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/al0809a-08092021024655.html


◇参考情報◇
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