22021年7月29日記 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国駐在のジャーナリストが加盟する駐華外国人記者協会(FCCC)は27日、外国メディア数社の記者が、河南省鄭州市などで起きた水害を取材中、中国のネチズンや現地住民から脅迫や嫌がらせを受けたとして、中国政府に制止を求める声明を発表した。(写真はRFAのサイト画面)

 声明によると、英BBC放送の記者が、SNSの呼びかけでネチズンから行動を追跡されたり、米紙ロサンゼルス・タイムズの記者が殺害の脅迫を受けるなどした。声明は中国政府に対し、外国人記者に危害を加える行動をやめさせ、記者が安全に独自の報道が行えるよう保証することを求めた。

 国際ジャーナリスト連盟(IFJ)やBBCも27日、同様の声明を発表した。鄭州市の水害の際、取材に訪れたドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)などの外国メディアの記者が、現地住民に取材を妨害された上、脅しや嫌がらせを受けた。

※出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/8-07272021133524.html

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/cl-07282021095210.html

◇参考情報◇
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